国民年金や厚生年金は誰がどのように運用しているの?

問い:年金は誰がどのように運用しているの?

私たちの支払った公的年金の保険料はどのような機関が、どうやって運用しているのでしょうか。意外と知られていないですよね。

このあたりをちょっと調べてみましょう。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によって運営されます

日本の公的年金は賦課方式に近い方法が取られています。賦課方式というのは、簡単に言うと、若い世代から集めてきた保険料をすぐに年金の給付に使う仕組みです。結局、右から左に流しているわけですね。

ただ、集めてきた保険料を全て年金の給付に充てているわけではありません。一部は国に残って、運用にまわされます。その運用を行うのが、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」という組織です。

GPIF に関してはウィキペディアの解説が詳しいので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。また、GPIF のサイトを見ると、運用状況なども確認できます。

このページでは、ウィキペディアの気になるポイントを挙げてコメントしたいと思います。

まず、「実際の運用は金融機関に委託して行われている」とあります。GPIF が直接運用するわけではありません。

また、委託先の選定ですが、「委託先の選定に当たっては金融の専門家で構成される運用委員会の諮問を受ける。」とあります。どこに運用を委託するかは、運用委員会という所で決定されるわけです。

要するに年金の資金は、投資のプロによって運用されているということです。GPIF がやるのは、運用機関の選定とだけと言うことですね。

一部で、公務員によって運用されているという誤解もあるようですが、その批判は間違っているわけです。実際は、金融機関に丸投げに近いわけですから。

現在のポートフォリオは「運用の内訳は、国内債券60.14%、国内株式12.92%、外国債券9.82%、外国株式12.90%、短期資産4.23%(平成24年12月末)」のようになっています。これをみて分かるように、日本国債中心で運用されているようです。ただ最近、株式の比率を増やそうなんて議論もあるようです。。

また運用に関しては、「多くはベンチマークに連動するように運用するパッシブ運用であるが、一部はアクティブ運用も行っている。」という方針を採っているようです。要するに、投資信託で言うと、インデックスファンド中心で運用していると言うことです。

用語について、ちょっと補足しておきましょう。

パッシブ運用というのは、ルール決め、そのルール通りに運用する方法です。例えば、「日経平均と連動して資産価値が動くように運用する」などのように決めるのです。

ここで言う連動と言うのは、同じ比率で動くと言う意味です。日経平均が1%上がったら、国内株式分の資産価値が1%増えるといった具合でルールを作って運用します。

アクティブ運用というのは、値上がりする株を選び、積極的に投資する方法です。パッシブ運用とアクティブ運用は反対の考え方ですね。

一般に、資産の規模が大きくなりすぎると、アクティブ運用は上手くいかないと言われています。ですから、パッシブ中心になるのは合理的な選択でしょう。

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