厚生年金の保険料(掛金)はどのように決まっているの?

■ 厚生年金の保険料はどうやって決まっているのでしょうか?

厚生年金の保険料、つまり掛金は、給料から天引きされます。自動的に抜かれているので、保険料の額がどのように決まっているか、意識している人は少ないかもしれませんね。

あなたは厚生年金の保険料がどのように決まっているかご存知ですか?基本的な仕組みを理解しておきましょう。

手順1:4月5月6月の給与をもとに標準報酬月額を決める

厚生年金の保険料は、4月5月6月の3ヶ月の給与をもとに決められます。

具体的な手順としては、まずこの3ヶ月の給与の平均額をもとに、標準報酬月額というのが決めらます。標準報酬月額というのは給与のいくつかのグループに分けしたものだと思ってください。

例えば、3ヶ月の給与を平均した数字が29万2千円だったとします。このときは290,000~310,000の人が該当する18等級(30万円)というグループに入れられるわけです。

4月5月6月の標準報酬月額が、保険料を決めるベースになるわけですね。つまり、この3ヶ月の給与の高い低いで、厚生年金の保険料に影響が出るのです。この時期に残業が多かったりして給与が高いと、その影響で1年間保険料が高くなることもあります。

ちなみにこの標準報酬月額は、原則として次の9月から一年間使われる数字となります。

手順2:標準報酬月額をもとに保険料を決める

次に、標準報酬月額に保険料率を掛けて保険料を決めることになります。

平成20年1月現在の数字である保険料率14.996(%)を使って、先ほどの標準報酬月額30万円の人の月々の保険料を計算すると、次のようになります。

30万円 × 14.996/100= 44,988 円

実際には、従業員の負担する保険料はこの半分です。残りの半分は、会社の負担になります。

手順3:ボーナスに対する保険料

ボーナスのときの保険料も大体同じように計算されます。ボーナスの場合も標準賞与額という数字が決まっていて、それを元に計算されるのです。

例えば、標準賞与額が90万円の場合は次のようになります。

90万円× 14.996/100=134,964円

この金額も、会社とあなたで半分ずつ支払う事になります。

補足1:大きく動いた場合は途中で変動する事も

給料が突然大きく変わった場合は、特別の措置があります。給与の変更にあわせて、保険料も大きく変わるのです。

例えば、一年のうち冬場だけ忙しいような職種の場合は、夏と冬の給与が大きく違うかもしれません。また、ソフトウェア開発の仕事で、徹夜続きの残業が続いて、給与が一時的に増える事などもあるでしょう。

このような場合は、上で計算した標準報酬月額は、保険料を算出する適正な値とは言えませんよね。こんな場合は、給与の増減に合わせて保険料が変わる事もあるわけです。

あまり細かい話をしても仕方が無いので、具体的な変更の手順などは省略します。

新入社員の保険料はどうやって決まる?

上に書いた標準報酬月額決定の計算方法では、4月に入った新入社員の標準報酬月額を決める事ができませんよね。上で紹介した手続きどおりなら、4月に入ったとしても9月までは標準報酬月額が決まらない状態です。
この場合は、みこみの給与を元に決める事になっています。次の8月までこの金額が適用されます。

過去の新入社員の例などをもとに、ある程度勝手に決めてしまうわけです。

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