お金を貯めるための計画を作ろう

前のページでも書いたように、お金を貯めようと思ったときに大事なことは、計画を作ることです。何の計画も無く貯蓄を始めても、上手くいくものでは有りません。特に、継続していくことが難しいですよね。

■ いつまでに、いくら貯めるかを決める

まず考えるのが、いつまでにいくら貯めるのかということです。例えば、住宅を買うための頭金として5年以内に600万円貯めると言った感じです。

■ 毎月貯蓄する額を計算する

いつまでに、いくら貯めるか決まったら、そこから一ヶ月に貯めなければならない金額を割り出します。

上の住宅の例だと、5年で600万貯めなければならないので、

600万円÷60ヶ月(5年間)=10万円

となり、一ヶ月に10万円ずつ貯めていけばいいことがわかりますね。本当は、利息や投資の利回りがあるので、月々の貯蓄額はもう少しちいさくなります。しかし、現在の0%に近い金利では単純に金額を月数で割ればいいでしょう。

基本的には、計画と言っても、この程度の事です。ただ、貯蓄目標が複数ある場合などは、かなり煩雑になりますけどね。

最初に貯めるのが大事

ここで大事なことは、「お金が入ったら、まず最初に貯蓄する」ということです。お金を残してそれを貯めるのではなく、「最初に」貯蓄用の口座に移すのです。

ですから、「一ヶ月生活して、お金が残ったら貯金」と考えている人は考えを改めてください。残ったお金を貯蓄すると言うスタンスだと、たいていの場合お金は残りません。それに、長続きさせるのも難しくなります。上の例なら、給料が入ってきたらまず10万円貯めるわけです。

このとき、いくら貯まったかを明確に把握するために貯蓄専用の口座を用意するといいでしょう。生活のための口座と貯蓄用の口座を明確に分け、いくら貯まったかを一目でわかるようにしておくことが肝要です。

さらに言うと、積立が出来ると尚良いでしょうね。積立なら最初に貯めるという行為を実践しやすくなります。

貯蓄する対象が複数有る場合

貯蓄する対処が複数有る場合はどうしたら良いでしょうか?

例えば、「5年後に購入する住宅購入の頭金の準備」と「2年後に購入する自動車の資金の準備」と「8年後に大学に入学する子供の教育資金の準備」を同時にしなければならない場合です。

こんなケースは実際にありそうですよね。

■ 目標別に口座を用意するのも一つの方法

目標が複数ある場合は、それぞれ貯蓄用の口座を用意するのも一つの方法です。多くなると口座の管理もちょっと面倒ですが、一つにまとめてしまうとわけがわからなくなってしまいますからね。

住信SBIネット銀行のサービスを使うと、複数の口座を間単に持つことが出来ます。

今回の例では三つの目的でお金を貯めなければなりません。一度に三つの貯蓄を同時に行うのは金銭的にちょっと大変だと感じる方もいらっしゃるでしょう。

こんなときは、時間的に余裕がある子供の教育資金の積み立て開始を自動車資金が貯まる二年後からにするなどの工夫してください。必要なタイミングに応じて貯蓄のスタートラインをずらすと、月々の貯蓄額を平準化しやすくなります。

■ 複雑な場合は

実際のケースでは、これらの貯蓄のほかに老後資金の準備などが絡み更に複雑になることが多々あります。

複雑なケースになると、ある期間の貯蓄額が大きくなりすぎる事があります。月に10万円以上の貯蓄が必要だなんて無理な計画になってしまうかもしれません。

そんな複雑なケースに対応するためには、複数の口座を持つことは逆効果になります。お金を使うタイミングと貯蓄額が分かる図表を作って、時系列で考えていく必要があるわけです。

エクセルが使える人は、こういった処理はしやすいかもしれませんね。そういうのが苦手な人の場合は、ファイナンシャル・プランナーに相談してみるのも一つの手かもしれませんね。あなたの収入や貯蓄の目標を総合的に判断してプランを作成してくれるでしょう。

その結果、月々の貯蓄額が平準化され負担を軽くすることが出来ると思いますよ。

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